『神社めぐり』吉備津神社(岡山県)②
こんばんは。
keichan です♪
桃太郎伝説と
「御竃殿(おかまでん)」の鳴釜神事(なるかましんじ)のお話
何故が写真を撮り忘れた
回廊を右に曲がったさきにある「御竃殿(おかまでん)」
ここで行われる「鳴釜神事(なるかましんじ)」が神秘的で、
まさに神話の世界✨
昔話 ももたろう🍑
むかーし むかし その昔
この辺りに住みついた=温羅(うら)=鬼という一族が民衆を苦しめていました。
朝廷から派遣された=吉備津彦命=桃太郎が弓矢で見事に退治したそうな。
めでたし めでたし
ここまでが昔話「桃太郎」で読んだお話
それにはつづきが
鬼の首は地下に埋めても13年間うなり続けた。ある時桃太郎の夢枕に鬼が立ってこう告げた。
「この地の神官の娘であり、私の妻・阿曽姫に御釜殿のかまどで神に捧げる食べ物を炊かせよ。さすれば、私は釜を鳴らして世の中の吉凶を知らせよう。良いことは豊かに鳴らし、災い起きるなら荒々しく鳴らそう」
桃太郎がその通りにしたとき、鬼の唸り声が止んだんだとさ。
めでたし めでたし ・・・完
「御竃殿(おかまでん)」のかまどの下には鬼の首が埋められている・・・
だから、ここは撮影禁止
写真を撮ってなかったわけです。納得
米と釜を使って吉凶を占う「鳴釜神事(なるかましんじ)」
うずなへる 神のひびきに 鳴る釜の 音のさやけき 宮ところかな
重胤
鈴木重胤(すずきしげたね)江戸時代後期の皇学者
「御竃殿」横にいる赤鬼
鬼に金棒 ならぬ かなえボー
赤鬼さん 願いをかなえてくれるお札
ん~考えてみれば、そもそも鬼って悪い奴らなのかな~?!
この地の神官の娘と結婚してこの地にくらし、
桃太郎に退治され地下に埋められたら、
奥さんに「近くにきてご飯を炊いて」って甘えるなんて
まぁ可愛いいじゃん👹
立場が違えば、考えもかわるもんで
「泣いた赤鬼」を読んだら人間が悪くみえる。
- 作者:浜田 広介
- 発売日: 1992/12/01
- メディア: 大型本
桃太郎🍑って実在した歴史上のおはなし?!
時は西暦350年ころ 飛鳥時代
大和朝廷は国内統一して、
つぎに朝鮮半島(高句麗こうくり・百済くだら・新羅しらぎ・任那みなま)をも狙ってた。
高句麗と新羅とは敵対してたけど、百済とは仲良しで交流も盛んだった。
そんな百済は、高句麗に滅ぼされてしまう。
そもそも鬼=温羅(うら)は、
朝鮮半島の百済からの亡命者で、
日本にまだなかった製鉄の技術を持つ一族で、
一説では王族の家計だったともいわれている。
その際、定住先に選んだのが吉備国(現在の岡山県総社市)
その土地の人々は温羅一族を温かく迎え入れたようです。
大和朝廷がまだ青銅器しか持っていなかった時代です。
そんな時代の製鉄技術で農機具などを造り、
吉備の農業発展に貢献していたため、温羅一族は当地のリーダー的存在だったはずです。
ここからが桃太郎伝説🍑のおはなし
吉備の人々には、鬼👹=温羅一族 は吉備発展の大恩人だったのですが、
大和朝廷にとっては、自分たちにない鉄器⚔を持っている脅威的集団とみなされました。
そこで、鬼👹=温羅一族 を討伐する理由づけとして、
吉備の人々から「鬼=温羅一族 が暴れまくって困っているから、成敗してほしい」という嘆願があったことにしました。
この討伐に大和朝廷が送り込まれた
桃太郎🍑=吉備津彦命(きびつひこのみこと)は、
吉備津神社 のある場所を本陣します。
対して
鬼👹=温羅一族は、
鬼ノ城(きのじょう)の山城 を本陣として戦いました。
桃太郎🍑=吉備津彦命(きびつひこのみこと)は、3名の武将と共に戦います。
その3名の武将こそが、
犬🐕=犬飼猛命(いぬかいたけるのみこと)子孫に犬養毅(29代 内閣総理大臣)
猿🐒=楽々森彦命(ささもりひこのみこと)
キジ🐦=留玉臣命(とめたまのみこと)
激戦の末、血吸池 にて鬼👹=温羅一族は敗北してしまいます。。。
勝てば官軍
負ければ賊軍
歴史を知るとなんだか、とても切なくなり・・・
今度ゆっくりと
鬼👹=温羅一族 の山城「鬼ノ城🏯」(岡山県総社市)に訪れたいと思いました。
さて、気分を変えて
お土産処で「きびだんご」でも頂いて一息つきましょう🍵
ここからは
神社の楽しみ方(番外編)
「吉備津神社」に来られた際は、探して見てね!ってお話
まずは、
みんな違ってみんないい
「狛犬(こまいぬ)」
少し予備知識をいれてから見ると面白いです。
狛犬は左右一対で置かれ、口元は「阿吽(あうん)」の形をし、主に魔除けの為に置かれています。
「阿吽の呼吸」とは
「阿」は口を開き「吽」は閉じることから、吐く息と吸う息を表し、そこから2人以上が1つのことをするときの微妙なタイミングと気持ちの一致すること
それでは、見ていきましょう♪
角がなく口を開いている獅子「阿形(あぎょう)」
]
角があり口を閉じている獅子「吽形(んぎょう・うぎょう)」
こちらの狛犬、どちらも玉(まり)を押さえているので「玉取り狛犬」
家運隆盛(良いことが途切れず長くつづくように)の意味があるそうです。
他にも、
子供を押さえている「子取り狛犬」や出雲型の特徴ともいえる口中に玉をくわえた狛犬(間違っても、世の人を惑わしたり、傷つける妄言を発してはならない戒めの意味がある)など色んなパターンがあるようです。
ちなみに、
鎌倉時代後期には様式が簡略化して、昭和以降は角がないものが多いそうです。
お次に絶対外せないのは
398mも続く県指定重要文化財にもなっている長い廊下
「回廊」
実は元々は大した意味はなく、当初その倍以上長い廊下で、神宮寺という末社と吉備津神社を結ぶ、雨よけのただの廊下だったそうです。
でも素敵なのは、
その回廊沿いに古くからある山の神様であり地元の神様「岩山宮」のために、中参道を造り道を開けている。
これが、日本人の心 「共生(共に生きる)」の表れだという。
回廊入り口の目立たない場所に
白馬
「御竃殿」にいくまでに突如あらわれる
ポスト
「本宮社」の屋根の上にある
桃🍑
そして「授与所」内
この神楽面の中に、アマテラスとスサノオとオオクニヌシがいます。
あれ?ツクヨミが見当たらないような・・・
千代の富士の優勝額も
氏子さんが後援会長をつとめられていたそうです。
あちこちにそびえ立つ御歳凄そうな
大樹
抱きつきパワーをいただく
ここからは
吉備津神社の外になります。
桃太郎のお供の犬
その子孫と言われる(29代 内閣総理大臣 犬養猛)犬養木堂像
視線の先には、先祖の犬養部:犬養猛命と鳥飼部:中田古名命がいる「南随神門」があります。
その奥にある
宇賀神社
狛犬(こまいぬ)
こちらは何タイプ?!なんて言いながら
見事なお庭の風景を楽しみ 石碑を詠むも楽しめます。
後ろに見えるしだれている桜?八重桜でしょうか
桜に ぼたんに アジサイに、
季節折々の花のある「吉備津神社」も楽しみたいと思いました。
そうそう、「桃太郎おみくじ」
5種類からあるそうですが、私引くの忘れてました。写真も無い💦
まぁ、おみくじはお正月の楽しみかな^^;
こちらは2020年最上稲荷(岡山県)で息子がひいた大吉✨私は吉だったかな?!おぼろげ
吉備津神社を後にして家路につくと
いらっしゃいました!!!
我が家にも鬼が✨
この鬼・・・たしか私と息子の合作・・・
もう少し丁寧に色を塗って差し上げたら良かったと猛省( ;∀;)
私すっかり鬼が好き(⋈◍>◡<◍)。✧♡
さいごまでのお付き合い
感謝♪